首の痛みと肩コリで病院に行ったら頸椎症と診断され通院中です。
頸椎症とは椎間板などの構造に問題が出て頚椎を通る神経が圧迫され様々な症状が出るものです。
2種類に分かれ、どちらも男性に多く女性の2倍も患者がいます。
発症すると様々な神経症状が出ますが、人によって軽い症状もあれば重い症状もあります。
中高年世代だと誰でもかかりやすくなりますが、発症した人の中には他の神経疾患が隠れているケースもあるので注意が必要です。

ほっといてはイケない頸椎症!

頸椎症は放置していると症状が悪化することがあるので注意が必要です。
人間の首は重い頭を支えています。
頚椎の間には椎間板があり、クッションのような役割を持っています。
7つある頸椎症には神経が通って脊柱管の真ん中を通るのが脊髄になります。
コラーゲンを含む椎間板は弾力がありますが、加齢により水分が失われて変性します。
変性して椎間板がつぶれることもあります。
脊柱管を支えている靭帯は年齢とともに厚くなって脊柱管全体が狭くなっていきます。
脊髄が圧迫された場合の症状を頸椎症性脊髄症と呼びます。
頸椎症性脊髄症は大きくなった骨が脊柱管の中に出ることで脊髄を圧迫し、靭帯が厚くなるのが原因で発症します。
体に異常を感じた場合は、早めに診察を受けて適切な治療を受けることが大切になります。
早く診察を受けて病気の存在がわかれば、すぐに治療を受けられます。
病気は早期発見が大事で、早く発見することで適切な治療をすぐに受けられるため治りも早くなるケースが多いです。

ひどい場合は手術が必要なことも!

検査は画像検査や脳脊髄液検査、電気生理学的検査が行われます。
画像検査は頸椎の変性をチェックするために必須音検査になります。
レントゲン検査では骨の変形を観察できます。
脊髄を観察するにはMRI検査が必要になります。
MRI検査を行うことで、椎間板の変性と神経の圧迫をチェックできます。
脳脊髄検査は精密検査として行われることがあります。
画像をみても異常がないのに痺れの症状や痛みの症状が続く場合は、電気生理学的検査が行われることがあります。
一般的な治療ではまず安静にして保存治療を行います。
投薬や装具の着用で症状が改善する患者も多いです。
薬物治療では消炎鎮痛剤やステロイド、筋肉弛緩薬などの飲み薬を服用します。
症状がひどいときはブロック注射や痛み止めの注射を行います。
患者によっては塗り薬や湿布を使うケースもあります。
保存療法でも治らない場合は、手術を行って神経の圧迫をとることもあります。
手術をする場合は変形した頸椎や椎間板を取り除きます。